#144機材車ラジオ文字起こし

 

 

 

衣装についての持論(by斎藤宏介)

 

 

 

まずその、衣装というものに初めて疑問を持った経験があって、それはとあるバンドのライブを日比谷野外音楽堂って外でライブを見てる時に、夏だったんだよね。

 

夏で暑い日だったんでだけど、そのバンドのボーカルの人はごっついジャケットを羽織って出てきたんですよ。

 

で、「あージャケット着てんな」って思ったんだけど、案の定2曲目くらいで汗だくになって、そのジャケットを脱いで残り十数曲をジャケットなしで歌ってて


「だったら最初から着てくんなよ」

 

とちょっと思っちゃったのが、その、なんだろ、初めて衣装に疑問を持った瞬間で。

 


で、本来衣装っていうのはそのパーソナリティっていうか人となりを表すものとしてはとっても重要だってのはわかるんだけどそれ以上にミュージシャンだったら音楽で語るべきだと思ってて、それの邪魔をする衣装ってなんなのっていう持論があるんですよ。


暑かったら歌いづらいだろうし袖が長かったらギター弾きづらいのに、そのジャラジャラしたやつ何?とかなんか、汗だくになってまで着てるジャケットって何?っていうのが自分の中であって。

 

 


で、そうはなりたくないなっていうのがまず一個と

 

 


もう一個持論があるのは、えー、

 

 

 

それはスポーツ選手におけるユニフォームみたいなもので、高校生における制服みたいなもので、毎回同じスタイルのものを着ることで入るスイッチってあると思ってて。


で、僕の場合はシャツにネクタイなんだけど、でもネクタイもちゃんとさっき言ったように、喉が締まんないように実は緩めにして歌に支障が出ないようにとか袖は必ず2、3回折ってギターの邪魔になんないようにみたいなことがあるんだけど


それを着ることでスイッチが入るし、ユニゾンスクエアガーデンの斎藤宏介っていったら


「あぁ、あのネクタイにシャツの人ね」

 

っていうその結びつきが音楽との結びつきがあるものをっていうのを大事にしてる。のが一つ。

 

 


で、あともう一個は、

 

 

 

衣装考える時間マジでめんどくさいから(笑)


もう、あの、できるだけ同じ服を一生着ていたいっていうのはあって(笑)

 

 


うーん、なんか、ほら、楽器ってさ、ヴィンテージであればあるほどかっこいいみたいなところあるじゃないですか。


なんか、あのー、もう50何年前のギターとかをずーっと使ってることがなんかこう、美しいことであるみたいなところもあったりするから


なんか衣装もそうじゃね?ってのもちょっと思ってんだよな。


ずーっとあの人同じようなスタイルの服着て20歳くらいで世に出てきたけど、60になっても同じようなスタイルの服着てやってるよねっていうその、なんかこう、、愛らしさみたいなもの?が出てきたらいいなと


思ってるんですよね~衣装について。うーん

 

 


っていうくらいかな~・・・

 

 


だからなんかこう、ホントに理想は楽器込みでシルエットでもう見た瞬間に「あぁ、この人のこの感じ」っていうので歌声が浮かんだり、ギターの音が浮かんだり、楽器の音が浮かんだりみたいなのが出来たらいいなと思って、おります。そう。うん。

 

 


あとはまぁ衣装に負けないといいっすね。


なんかこうカッコつけてる感が出ちゃうとそこもやっぱ僕あまのじゃくなんで


「いや、そこでカッコつける前にかっこいい音楽やれや」

 

っていうね、ツッコミがが出てきちゃうから。

 

 


だからホントに身の丈に合ったものを着ていたいな~と思うかなー。うーん。

 

 


多分もうちょっと色々後から言いたいこと思い浮かぶ気がするけどとりあえず今日のところはこの辺でということで。



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